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海外旅行の体験記をまとめていきます。
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 台湾語で「びんらん」とは、漢字で「檳樃」と書き、日本では「びんろう」と読むようです。2001年に初めて、台湾に来た時、台湾の商社の人に最初に教えてもらった台湾語が、「厠所在哪里」(ツァースォー・ツァイナーリ?)と、「檳榔西施」(ビンラン・シースー)でした。
前者は、厠(かわや)の字で分かる通り、「便所はどこですか?」で、絶対に必要だと思って、教えてもらった言葉です。次の檳榔西施は、『台湾を車で走っているとセクシーな女性がいるところがあり、その女性を「ビンラン・シースー」と言うので、覚えておきなさい』と冗談めかして教えられた言葉です。
2001年当時も台北市内にはほとんどいませんでしたが、郊外に行くと、大きな通り沿いには、派手なネオンサインで、少しスモークがかった怪しげなガラス張りの小部屋があり、その中に、露出度の高い服装をした若い女性が数人いるのを見ることができました。台湾の人に聞いてみると、トラックなどの運転手が檳樃を買いにくるので、客を引き付けるために、そのような商売の方法が広まったとのことでした。
「檳樃とは何?」と聞いてみると、運転手が眠気覚ましに噛むもので、美味しいものではない、とのことでした。タクシーやトラックの運転手が、唾をペッと吐いている足下に赤い血のようなものがありましたが、どうやら、それが檳樃のようでした。
特に興味もなく、過ごしてきましたが、先日、日本から同行した友人が、夜市で檳樃を買っていました。初めて見ましたが、何とも訳の分からないものです。その友人は、一口噛んで、「うげっ」って吐き出していました。相当、不味いもののようです。
檳樃とは檳榔子を細く切ったもの、あるいはすり潰したものを、キンマ(コショウ科の植物)の葉にくるみ、少量の石灰と混ぜたものだそうです。しばらく噛んでいると、アルカロイドを含む種子の成分と石灰、唾液の混ざった鮮やかな赤い汁が口中に溜まるそうです。この赤い汁は飲むと胃腸に悪影響を与えることが知られているので、通常は吐き出すのだそうです。しばらくすると軽い興奮、酩酊感が得られるようですが、慣れると感覚は鈍るようです。最後に口の中に残ったガムのような繊維質は吐き出すのだそうです。現在の台湾では、道路に檳樃を噛んだ唾液を吐き捨てると罰金刑が課せられるため、市内の中心部では、檳樃を噛んでいる人はほとんどいないようです。
私は、友人の「うげっ」って反応を見てしまったので、噛む勇気がありませんでした。ただ、健康にも良くないようですし、試してみる必要はないと思いますね。

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