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海外旅行の体験記をまとめていきます。
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 台湾の葬儀にはじめて参加しました。会社でつきあいのある台湾の会社の会長さんが亡くなられたとのことで、会社の代表として葬儀に出席する機会をいただきました。日本の葬儀とはかなり違うようですが、何分、誰も台湾の葬儀に出席したことがない。だから台湾の葬儀のルールがよく分からない。そんな状態で葬儀に出席して、とりあえず、分かった(と思われる)ことをまとめます。
まず、日本では亡くなったあと、すぐに通夜、葬儀となりますが、台湾では、1ヶ月程度、喪に服する期間があるようです。今回も12月になくなられて、葬儀は1月でした。その間は、葬儀場に遺体を安置しておき、いつでもお参りに来れるようになっているそうです。
葬儀は、台北市立第二殯儀館というところで行われました。日本の祭事場のようですが、趣が大分異なります。日本では、外観は会館って感じで、あまり葬式っぽくない建物が多いように思いますが、台湾では、いかにも葬式って感じをかもし出しています。ここに5~6棟の独立した葬儀場があり、葬儀は、その中で行われました。葬儀場といっても、日本の催事場の焼香をする場所をイメージしてはいけません。日本の焼香する場所は、会議室くらいのスペースで正面に遺体が安置されていて、両側に親族が席に着いているといった感じだと思います。あくまでも1部屋という感じですね。
台湾の葬儀場は、体育館くらいの大きさで、出席したところは200人分くらいの席がありました。もちろん正面には大きな遺影が飾られていて、周りは、花や花輪取り囲まれていました。ただし、親族は、その両側に立って並んでいて、儀式の間中、弔問客にあいさつを繰り返すのでした。また楽団がいて、音楽を演奏しているようでした。(見ていないので本当にいたのか、何人なのかは分かりません。)トランペットとか太鼓とか、少なくとも3-5人は必要だと思います。ただ、音程がずれる時があったので、少なくともテープではないと思います。
葬儀は8時~10時の2時間でした。一軒当たり、2時間というのが、標準的な長さのようです。はじめの1時間は親族の儀式の時間のようでした。会社宛に来た案内状は、9時からと書かれていましたのですが、私は30分ほど早く着いてしまったのです。
親族の儀式は、1人ずつであったり、数人であったり、決まりごとがいろいろあるようでした。なお、親族の男性はハチマキ(幅10cmくらいある太くて白くて、長いもの)を締めて、女性は紙製の羽織を羽織っていました。何の意味があるのかは、分かりません。
会社関係は、付き合いの深い順に台湾側、日本側と呼ばれていきました。呼ばれると、焼香するところまで出て行きます。しかし会社関係の場合は、焼香はしません。(友人、知人はありますが)遺影に礼をすると、線香を渡されます。これをもって遺影に再度、礼をします。次に大きな(直径45~60cmくらいの)花輪を渡されるので、これを高く掲げ、一礼します。その次に酒杯を渡されますので、同じく高く掲げ、一礼します。その後、遺影に3度、礼をします。最後に前に立っている親族に礼をして終了です。
この間、司会が進行してくれ、何をするのか指示をしてくれるので、はじめてでも問題ありませんでした。ちなみに台湾語が分からなくて心配だったのですが、日本の会社の時には、日本語で司会をしてくれました。なかなか優れたサービスです。
会社関係の後は、友人、知人の番らしかったのですが、こちらは日本の通夜と全く同じでした。2列に並んで、順番に前に出て、焼香をします。焼香も護摩を3回くべるというのも全く同じでした。
これが終ると、親族だけで埋葬に行くようです。葬儀場の裏山は全て墓地らしいです。しかも台湾では、現在も土葬らしいです。火葬をすることもできるけど、一般的には土葬らしいです。どうやら宗教上の理由のようです。
葬儀の時の準備は、下記の通りです。
①服装
告別式の時、必ず黒いスーツと黒いネクタイを着るとは限らず、鮮やかな服装でなければ、何でもいいみたいです。ジーンズで参加している人もいるし、ネクタイもしていない人も多くいました。もちろんスーツ、ネクタイで問題ありません。
②香典
金を入れる袋は白い袋です。一般的に普通の白い袋です。普通に売っている。日本の香典袋でも良いと思います。香典を渡すと、受付がその場で金額を確認し、領収書を渡してくれます。
③香典の相場
普通の付き合いの場合は1000台湾ドル。会社と会社の付き合いの場合はせいぜい3000~5000台湾ドル。いくら親しい友人とはいえ、5000台湾ドル以上の金額を出す会社や人は殆どいないという。
高齢でなくなった人(80歳以上)に対しては、偶数の金額で相手に渡す。これは、高齢でなくなった場合は、慶事として考えるため。80歳以下の人には、奇数で渡す。
会社の付き合いであれば、花環を提供することもある。通常は、告別式の日に直接行って、香典を渡し、葬儀に参列し、冥福を祈る。

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