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海外旅行の体験記をまとめていきます。
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 日本でも、北海道にあった国鉄の愛国駅と幸福駅の切符が大ブームを巻き起こしましたが、台湾にも同じような幸せの切符があるそうです。(愛国駅と幸福駅は、北海道帯広市にあった国鉄広尾線の駅でしたが、広尾線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)2月2日に廃駅となりました。幸福駅は、2013年11月16日、駅舎の建替え工事が完了し、観光地として人気なようです。)
 それは、台湾南部、台南市にある台湾鉄道の保安駅から永康駅までの切符です。この切符、2つの駅名を左上から反時計回りに読むと、「永保安康」となりますが、これは中国語で「安らかな生活と健康な体を永遠に保つ」という意味になるのだそうです。このため記念となる日に、この切符を買い求める人たちが多いのだそうです。
 保安駅では、自動券売機でも切符を購入できますが、窓口で購入すると写真のような昔ながらの切符(硬券)をもらえます。ちなみに、この切符は普通に使用することができますが、当然のことながら、お土産や記念の品としているようです。
 保安駅は、台湾新幹線の台南駅(臺鐵の沙崙駅、駅同士がつながっています)から3駅目で、1924年に建設された台湾で最も古い駅だそうです。駅舎は台南県の3級古跡に指定されおり、台湾の鉄道の歴史を物語る重要な建築物となっています。1993年には台湾鉄道によって修復がされており、今でも現役の駅として活躍しています。
 保安駅が有名になったのは、2000年に放送されたフォルクスワーゲンのCMに登場したことがきっかけだそうです。その内容は、二人の女の子が永康から保安行きの切符を買ったのですが、列車に乗り遅れてしまったところ、たまたま通りがかった優しい人が、自分の車で彼女たちを目的地まで送ってあげました。2人の女の子は、そのお礼として彼女たちが購入していた「永保-安康」という字が印刷された切符を手渡す、という内容だそうです。このCMの影響で、この年には保安駅と、その3つ先の永康駅までの乗車券が飛ぶように売れ、大ブームを起したそうです。

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